ADTechnologyは20日、設計受託中心の事業モデルから脱却し、「AIインフラ・アーキテクチャパートナー」への転換を進めると発表した。2024年の黒字転換と大幅な増収を足がかりに、アーキテクチャ構想から量産までを一貫して担う体制を整える。
2024年の連結売上高は1645億ウォンで、前年の1065億ウォンから54.4%増加した。営業利益は28億5000万ウォン、当期純利益は34億3000万ウォンとなり、営業黒字を確保した。
収益性も改善した。売上総利益率(GPM)は前年から8.2ポイント上昇した。先端プロセス案件の受注拡大に加え、ターンキー・ソリューションの比率上昇が寄与したという。構想段階から量産までを一括して担うターンキー方式は、単純な設計受託に比べて採算性が高いとしている。
同社は今回の黒字転換を起点に、「グローバルAIインフラ・アーキテクチャパートナー」への進化を目指す。最上流のアーキテクチャ設計から最終量産まで、プロジェクト全体を自社技術で主導できる事業体制を構築する方針だ。
戦略転換の中核製品と位置付けるのが、Samsung Electronicsの2ナノプロセスを採用したAIデータセンター向け高性能CPU「ADP620」(プロジェクト名:LEAFFROG)だ。ArmのNeoverse V3アーキテクチャとRebellionsのNPUをチップレット技術で統合したフルスタックソリューションで、既存サーバ市場におけるアーキテクチャの寡占構造に対する代替選択肢とする。
技術基盤としては、ADP500、ADP600など従来世代プラットフォームで積み上げた設計実績860件と、先端プロセス案件の協業実績170件超を挙げた。
パク・ジュンギュ代表は「2024年は、これまで積み上げてきた技術基盤が大型プロジェクトの成果につながり、当社の設計専門性を証明した転換点だった」とコメントした。その上で、「単なる設計受託を超え、最適なアーキテクチャを先んじて提案する主導的パートナーとして、グローバル市場で代替の利かない設計資産を築いていく」と強調した。