AppleがM5 Pro/M5 Maxで、従来の2種類ではなく3種類のCPUコア構成を採用した背景が明らかになった。米ITメディアの9to5Macは3月20日(現地時間)、AppleがM5シリーズのコア設計について、効率コア、パフォーマンスコア、スーパーコアの3種類に再編した理由を説明したと報じた。
標準のM5は効率コアとスーパーコアで構成される一方、M5 ProとM5 Maxでは新たにパフォーマンスコアが加わった。スーパーコアはAppleで最上位のCPUコアで、従来のパフォーマンスコアより高いクロックと専用のマイクロアーキテクチャを採用し、効率を高めた設計だという。
Appleのアナンド・シンピは「スーパーコアは、単に高速なコアではない。専用設計によって効率を最大限に高めている」と説明した。
一方、パフォーマンスコアはマルチスレッド処理を担い、効率と性能のバランスを取る役割を担う。Mac製品マネージャーのダグ・ブルックスは「3種類のコア構成は、それぞれの性能特性をより明確に示すためのものだ」と述べた。
また、M5 Pro/M5 Maxのフュージョンアーキテクチャが今後M5 Ultraにも採用される可能性について問われたシンピは、「現時点で発表しているのはM5 ProとM5 Maxのみだ」と述べるにとどめ、具体的な言及は避けた。
業界では、M5 Ultraが投入されれば、スーパーコアとパフォーマンスコアの組み合わせによって処理性能がさらに高まるとの見方も出ている。M5搭載のMacBook ProとMacBook Airはすでに発売されており、今回のコア戦略が今後のMac製品群にどう広がるか注目される。