中東情勢の緊迫化で暗号資産市場にも警戒感が広がっている。写真=Reve AI

ビットコインは米国株や金を上回る底堅さを見せている。ただ、中東の供給混乱が長引き、原油価格が1バレル180ドルまで上昇した場合、米インフレの再燃と利下げ期待の後退を通じて、暗号資産市場が大きく揺れる可能性がある。

暗号資産メディアのCointelegraphは20日、サウジアラビアが中東の供給混乱が続けば原油価格が180ドルまで上昇し得ると警告したと報じた。

FRBの研究によると、原油価格が10%上昇すると、米消費者物価指数(CPI)を0.35~0.40ポイント押し上げる可能性がある。原油が急騰すれば、米インフレ率が5%台に達する可能性もあり、利下げ観測の後退を通じて、ビットコインなどリスク資産の下押し圧力になり得る。

足元のブレント原油は1バレル105ドル前後で推移しており、米国とイランの衝突後には約50%上昇した。市場では金融引き締めが長引くとの見方が強まり、2026年の利下げ観測は後退している。初回利下げの時期も2027年10月へずれ込むとの見方が出ている。

こうした金利見通しの変化は借入コストの上昇につながり、ビットコインや株式への投資心理を冷やす要因となる。

ビットコインは足元で7万ドルを下回っており、追加下落の可能性も指摘されている。マイケル・セイラー率いるStrategyがビットコインの買い増しを止めたことで需要が弱含み、Coinbaseプレミアムも低下傾向にある。

当面のビットコイン相場は、原油価格の行方と米国の金利政策に左右される展開となりそうだ。

キーワード

#ビットコイン #原油 #ブレント原油 #インフレ #FRB #利下げ #暗号資産 #Coinbase #Cointelegraph
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.