Solana Foundationのプレジデント、リリー・リュー氏が、ブロックチェーンゲームは再び盛り上がらないとの見方を示した。GameFi分野には数十億ドル規模の資金が流入したものの、2021年のブーム後はトークン価格が急落しており、ゲームとしての魅力の弱さが失速の主因とみられている。The Blockが20日(現地時間)に報じた。
リュー氏は「gaming on a blockchain is not coming back(ブロックチェーンゲームは戻らない)」と発言した。
この発言は、Polymarketに投稿された「マーク・ザッカーバーグ氏率いるMetaがメタバース事業から撤退する」との内容を受けたものだという。これを受け、同氏はXに「ブロックチェーンゲームも戻らない」と投稿した。
ブロックチェーンゲームは、ユーザーがブロックチェーンネットワーク上でデジタル資産を保有・取引できる点から、Web3やメタバースの有力な活用分野として期待を集めてきた。The Blockによると、BitcoinやEthereumはゲーム用途ではコストや処理速度が課題だったのに対し、Solanaはリアルタイムのゲームプレイや高頻度の取引に対応できる高速処理と低手数料で注目を集めた。
ただ、結果は振るわなかった。a16z、Framework Ventures、Animoca Brandsなどが数十億ドル規模の資金を投じたものの、GameFi関連トークンの価格は2021年の強気相場以降に急落した。当時はPlay to Earnゲーム「Axie Infinity」が世界的な注目を集めたが、現在は熱狂が後退している。
ブロックチェーンゲームが失速した主因としては、ゲーム性の不足が挙げられている。熱心なゲーマーを引きつけ、コミュニティを維持できる水準のゲーム体験を提供できないまま、トークン報酬で利用者を集める設計に依存してきたとの指摘だ。
一方、リュー氏の発言には異論も出ている。ゲームデザイナーを名乗るXユーザーのティナイン氏は、「詐欺的なトークンを前面に出したPlay to Earnゲームを指すのであれば、戻ってくるべきではない」とした上で、「こうした曖昧な発言はゲーム開発チームやコミュニティにとって好ましくない。Solanaは誰にとっても開発しやすいプラットフォームだ」と述べた。