暗号資産市場の成熟が進む中、Bitcoin・Ethereum偏重だった投資パターンは多様化している。写真=Reve AI

Grayscaleは、暗号資産投資がBitcoin(BTC)とEthereum(ETH)中心から分散化へ向かう中、XRPが有力な投資先として存在感を高めているとの見方を示した。現物ETFへの資金流入拡大に加え、規制の明確化も追い風になるとみている。

ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicが19日(現地時間)に報じたところによると、Grayscaleのリサーチ責任者レイハネ・シャリフ・アスカリ氏は、Rippleが公開した動画の中でXRPを「実用面で実績を持つ資産」と評価した。XRPはBTCと同様、暗号資産ポートフォリオにおける中核的な通貨資産に位置付けられると説明したという。

同氏は、デジタル資産ごとに担う役割が異なる以上、投資家にとって資産分散の重要性は一段と高まっていると指摘した。暗号資産投資はBTCを起点にETHへと広がり、足元ではさらにそれ以外の銘柄へ投資先を広げる動きが強まっているとの認識を示した。

こうした流れの中で、市場におけるBTCの構成比が相対的に低下し、XRPが主要な分散投資先として浮上しているという。

とりわけ、XRP現物ETFはこの流れを後押しする要因として注目されている。シャリフ・アスカリ氏は、XRP現物ETFによって新たな投資家層のアクセスが広がり、Bitcoin現物ETFの導入時と同様の資金流入効果が生まれていると説明した。

実際、Grayscaleを含む複数の運用会社がXRP関連の投資商品を上場しており、機関投資家マネーの流入も拡大しているという。

Grayscaleは、2025年11月に上場したティッカー「GXRP」のXRP現物ETFを通じて、これまでに約1億2100万ドルを集めた。

また、Canary Capital、Bitwise、Franklin Templeton、21Sharesなどの主要運用会社もXRP現物ETFを上場しており、関連商品の累計流入額は約12億1100万ドル、運用資産残高は約10億2000万ドルに達しているという。

Grayscaleは、規制環境も重要な要因の一つに挙げた。リサーチ統括のザック・パンドル氏は別のインタビューで、規制の明確性が確保されれば、XRPが改めて評価される可能性が高いと述べた。

投資家はすでに政策変更を見据えてポジションを積み上げており、規制リスクが和らげば市場センチメントの改善につながる可能性があるとの見方だ。

Grayscaleは、足元の動きはなお初期段階にあるとみている。機関投資の拡大、ETFを通じた投資アクセスの改善、規制明確化が重なれば、暗号資産市場は新たな局面に入り、その中でXRPが中核的な役割を担う可能性があるとしている。

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