マーク・キューバン氏(写真=Weppy Media)

投資家のマーク・キューバン氏が、ヒューマノイド(人型ロボット)の実用性に疑問を呈した。人とロボットが共存する未来には理解を示す一方で、ヒューマノイドは「5〜10年以内に失敗する」との見方を示し、既存の空間に合わせる発想より、空間とロボットを一体で設計する方が効率的だと主張した。Business Insiderが20日(現地時間)に報じた。

キューバン氏は、TeslaやOpenAIが進めるヒューマノイド開発に懐疑的な立場を示している。人間向けに作られた空間へロボットを適応させるよりも、用途に合わせて空間そのものを設計し、そこに最適なロボットを組み合わせる方が現実的だという考えだ。

具体例としては、クモやアリのような構造を持つロボットが家庭内で作業できるよう、住空間を再設計する発想を挙げた。キューバン氏は「ロボットは人型ではなく、最適な形で作るべきだ」とし、家庭用ロボットも住宅の構造に合わせて設計すべきだと訴えた。

その例として、Amazonの倉庫で使われるロボットシステムにも言及した。これらのロボットは物流業務向けに最適化されている一方、人型ではないと説明している。

一方、TeslaやOpenAI、Agility Roboticsはヒューマノイド開発を進めている。Agility Roboticsは、ヒューマノイドが製造業の人手不足への対応に役立つとみており、Amazonやトヨタにロボットを供給している。

ただ、キューバン氏は、実用性の面では人型よりも空間最適化型のロボットが優位だとの立場を崩していない。環境に合わせてロボットを設計した方が効率を高めやすいとの同氏の指摘は、TeslaやOpenAIが主導するヒューマノイド開発競争に別の視点を示した形だ。

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