Crypto.comが、AI導入を背景に全従業員の12%を削減する。The Blockが19日(現地時間)に報じた。暗号資産業界では、Geminiのほか、Block、Messari、Algorand Foundationでも人員削減の動きが広がっている。
削減規模は約180人。CEOのクリス・マーザレック氏はX(旧Twitter)への投稿で、AIを導入しない企業は競争力を失うとの認識を示し、今回の削減の背景を説明した。
Crypto.comによる大規模な人員削減は、2022年以降で3回目となる。同社は2022年、マクロ経済を巡る不確実性を理由に260人を削減した。さらにFTX破綻後の2023年には、追加で20%の人員削減を実施している。
暗号資産業界全体でも同様の動きが目立っている。暗号資産取引所のGeminiは200人の削減を発表し、創業者のタイラー・ウィンクルボス氏とキャメロン・ウィンクルボス氏は、コスト削減と収益性の確保に向けた措置だと説明した。
決済企業のBlockも人員削減を実施した。CEOのジャック・ドーシー氏は、AIを軸とした少人数運営モデルを推進している。暗号資産データプラットフォームのMessariも、CEO交代にあわせて人員削減を進めたが、規模は明らかにしていない。Algorand Foundationも、世界経済の不透明感と暗号資産市場の低迷を理由に、25%の人員削減を公表した。
著者について