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OpenAIが、ChatGPT、コーディングプラットフォーム「Codex」、ブラウザ「Atlas」をデスクトップ向けの単一アプリに統合する構想を進めている。利用体験の一本化と、企業・開発者市場の開拓強化が狙いだ。米The Wall Street Journalが19日(現地時間)に報じた。

この取り組みは、フィジ・シモ氏が主導しているという。

今回の動きは、昨年までの製品戦略とは対照的だ。OpenAIはこれまで複数の製品を個別に投入してきたが、利用者の反応は期待に届かず、社内でも焦点の分散が課題として浮上していたとされる。

WSJによると、OpenAI経営陣は製品を単一アプリに集約することで開発リソースを集中し、競合のAnthropicに対抗しやすくなると判断した。

シモ氏は社内メモで、「私たちは多すぎるアプリと技術スタックにリソースを分散させていた。集中が必要だと気づいた」と説明。「こうした分散がスピードを鈍らせ、目指す品質水準への到達を難しくしていた」と述べた。

OpenAIは、このスーパーアプリの中核機能としてAIエージェントを据える方針だ。

サム・アルトマンCEO、マーク・チェン最高研究責任者、シモ氏ら主要幹部はここ数週間、同社の製品群を総点検した。先週の全体会議では、Anthropicが企業顧客やコーディング分野の顧客を急速に取り込む中、周辺プロジェクトに目を向ける余裕はないとシモ氏が強調したという。

OpenAIの広報担当者は、スーパーアプリ構想によって社内連携が進み、研究部門も単一の中核製品の改善に注力しやすくなると説明した。

同社は今後数カ月以内に、Codexアプリへ新たなAIエージェント機能を追加し、コーディング以外の幅広い生産性業務にも対応を広げる計画だ。あわせて、ChatGPTとAtlasもスーパーアプリへ段階的に統合する。モバイル版ChatGPTアプリは現行の形を維持する。

シモ氏はメモで、「最も強力なコンシューマー向けAIアプリとブランドを、最も強力なエージェントアプリと結びつける機会だ」とした上で、「コンシューマー領域で築いた規模を生かし、AIエージェントを誰もが使えるものにしていく」と述べた。

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