Amazon Web Services(AWS)は3月20日、パートナー向け協業基盤「AWS Partner Central」にAIエージェント機能を追加したと発表した。Amazon Bedrock AgentCoreを基盤とする「AWS Partner Central Agent」により、共同営業や資金支援に関わる案件管理業務の自動化を進める。
AWSによると、パートナー企業からは、AWSとの取引をより迅速かつ効率的に進めたいとの要望が継続的に寄せられていた。一方で、関連データが複数のシステムに分散し、知見も部門ごとに分かれているため、案件を前に進めるには手作業での調整が必要となり、重要な局面で対応の遅れが生じていたという。
AWS Partner Central Agentは、既存プロセスの効率化にとどまらず、日々の案件対応を支援する機能を備える。セールスプレイや顧客・パイプラインに関するインサイト、活用可能な資金支援の提案、次に取るべきアクションの案内などを、必要なタイミングで提示する。
あわせて、パートナー企業に代わってワークフローを起動し、利用可能なデータをあらかじめ入力することで、担当者がデータ入力ではなく意思決定に集中できるようにする。特定案件に応じた次のステップや、案件ごとに最適化したセールスプレイも提示する。
外部ツールとの連携にも対応する。Model Context Protocol(MCP)サーバーを通じて、パートナー企業は既存のツールやシステムをエージェントに直接連携できる。これにより、日常的に利用しているツール上でエージェント機能を活用できるほか、CRMから直接アクセスすることも可能としている。
AWS Partner Central Agentは、AWSコンソール上の新しいAWS Partner Central環境に移行したパートナー企業を対象に提供を開始した。