Kakao Mobilityは3月20日、E2E自動運転技術の内製化を加速するため、自動運転分野の研究開発人材の募集を開始したと発表した。採用ページに「Physical AI」タブを新設し、自動運転システムの中核を担う人材を募る。
募集職種は4分野。VLA(Vision-Language-Action)モデルや機械学習運用を通じてE2E統合AIの開発を担う「自動運転AIエンジニア」、高精度な自己位置推定アルゴリズムの高度化を担当する「自動運転SLAMエンジニア」、センサーのパッケージングや制御システム設計を手掛ける「自動運転HWエンジニア」、高速通信ネットワークの設計を通じて車載データフローを制御する「自動運転E/Eエンジニア」を募集する。
応募対象は実務経験5年以上の人材。採用人数や募集期間を限定しない通年採用とし、3月29日までは集中採用期間として運営する。
同社は現在、板橋(パンギョ)や江南(カンナム)など複雑な都市部の走行データをもとに、自動運転車の意思決定を担う「AIプランナー」や、自動運転AIの学習・検証基盤である「AIデータパイプライン」など、E2E自動運転の中核技術の高度化を進めている。今回の採用で専門人材を拡充し、技術開発のスピードを引き上げる方針だ。
Kakao Mobilityは2018年から自動運転の専任組織を運営してきた。板橋(パンギョ)、江南(カンナム)、大邱(テグ)、済州(チェジュ)、世宗(セジョン)など韓国国内主要都市で実証事業を進めており、直近ではソウル市の自動運転旅客輸送事業者に選定され、サービスを開始した。
また、産業通商資源部が主導する「AI未来車M.AXアライアンス」にはアンカー企業として参画し、国内の自動運転技術エコシステムの形成を進めている。
キム・ジンギュPhysical AI部門長は「道路状況を読み解くデータ、複雑な実環境の課題を解決してきた運用ノウハウ、そして顧客の安全を最優先に守ってきたサービス運営力は、グローバルビッグテックでも容易には模倣できないKakao Mobility固有の資産だ」とコメントした。
その上で「技術の成熟度、都市インフラ、市場ニーズが交差する今こそ、韓国のモビリティ産業の新たな歴史を自ら切り開けるタイミングだ」と強調した。
さらに「今回の採用を通じて、先端自動運転技術の内製化によるPhysical AI先導企業への飛躍を加速する」とし、「グローバル競争力を確保し、技術主導権を守りながら、国内の自動運転協業エコシステムを構築していくKakao Mobilityの歩みに加わる人材の積極的な応募を期待している」と述べた。