ビットコイン 写真=Shutterstock

ビットコインが7万6000ドルを上回った。ただ、オンチェーン指標やテクニカル分析からは、市場が本格的な強気相場に入ったと判断するのはなお早いとの見方が出ている。

Cointelegraphが19日(現地時間)に報じたところによると、Glassnodeはビットコインが7万2000ドル~8万2000ドルの上値抵抗が比較的薄い価格帯に入ったと分析した。この価格帯は、投資家の取引が積み上がっていた水準を示しているという。

一方で、強気相場入りを確認するには、市場全体の含み益がさらに拡大する必要がある。足元ではビットコイン供給量の約60%が含み益の状態にあり、Glassnodeはこれを回復局面の初期段階に当たる水準とみている。

短期保有者の動きも重荷となっている。7万4000ドルを超えた後、短期保有者の利食い売りが急増し、1時間ベースで1840万ドル相当の売りが出た。こうした動きは、過去に上昇が頓挫した局面と似たパターンだという。

もっとも、BTCが7万ドル台を維持できれば、7万8000ドル~8万2000ドルまで上値余地が広がる可能性がある。

テクニカル面でも慎重な見方は崩れていない。BTCはなお高値・安値を切り下げる基調にあり、この流れを明確に転換するには9万7855ドルを上回る上昇が必要とされた。

この水準は、フィボナッチ・リトレースメントの「ゴールデンゾーン」とも重なる。ここを突破したうえで価格が安定すれば、長期的な強気相場入りを裏付ける可能性が高まるとしている。

CryptoQuantのサイクル指標も慎重な判断を示している。ビットコインのブル・ベア・サイクル指標は足元でマイナス0.72と、今月初めのマイナス1からは改善したものの、強気相場への転換を確認するにはなお不十分だという。

強気相場入りの確認には、同指標がプラス1以上まで上昇する必要がある。あわせて、365日移動平均線の上抜けも重要なシグナルになるとみられている。

市場では一段高への期待が残るものの、不確実性はなお大きい。BTCが9万7855ドルを突破できなければ上昇余地は限られる可能性があり、強気相場への転換には、より明確なテクニカルシグナルが必要との見方が多い。

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