データガバナンスとセキュリティを手掛けるスタートアップのBedrock Labsが、Snowflakeから戦略投資を受けた。これに合わせて両社は協業を拡大し、Snowflake環境における機微情報の管理やAI活用時の統制強化を進める。SiliconANGLEが19日に報じた。
Bedrock Labsは、自社のメタデータレイクプラットフォームをSnowflakeのデータガバナンス製品「Horizon」と連携させる。メタデータレイクは、企業データについて、機微性、データリネージ、アクセス権限、アクセスパターン、業務上の文脈といった情報を継続的にマッピングするグラフベースの知識基盤だという。
これにより、導入企業はSnowflake環境内にある機微情報を自動的に検知・分類できるようになる。データの機微性に応じて影響度スコアを付与し、それに基づいて適切なセキュリティ統制を適用できるとしている。
今回の協業では、Bedrock Labsの「ArgusAI」をSnowflakeのAIソリューション「Cortex AI」と統合する計画も進める。Cortex AIは、AIエージェントを活用し、テキスト処理や要約、予測分析などを支援する。
両社は、この統合によって、企業がデータガバナンスを強化し、データ漏えいリスクを抑えながらCortex AIの機能を活用できるようになるとしている。
さらに、Cortex AIベースのエージェントを一覧化することで、各エージェントがどのデータに、どの権限でアクセスするのかを把握しやすくなるという。
Bedrock Labsの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)ブルーノ・クルティク氏は「Snowflake上のデータを、従来の分析ワークロードだけでなく、AIアプリケーション全般にわたって保護することは、あらゆる企業のAI戦略における基本要件だ」と述べた。
その上で、「データ中心のガバナンスは、あれば望ましいというものではない。AIを安心して展開するための前提条件だ」と強調した。