Metaは、仮想現実(VR)ソーシャルサービス「Horizon Worlds」のQuest向けVR版の終了方針を撤回した。TechCrunchが19日(現地時間)に報じた。MetaのCTO、アンドリュー・ボズワース氏はInstagramで「Horizon WorldsのVR版も継続する」と説明し、同社広報もこれを認めた。
Metaは18日、Quest向けのHorizon Worldsを終了し、Web版とモバイル版を中心に展開すると発表していたが、翌日に方針を修正した格好だ。
背景には、VR事業を取り巻く厳しい市場環境がある。MetaのVR事業部門Reality Labsは2021年以降、累計で730億ドル超の損失を計上した。Questの販売台数も前年から16%減少。Appleも高価格帯ヘッドセット「Vision Pro」の生産を縮小するなど、VR市場は伸び悩んでいる。
こうした中、MetaはHorizon Worldsでモバイル重視を鮮明にしている。ボズワース氏は、利用者数はモバイルの方が多く、Horizon Worldsもモバイルでの反応がより良いと説明した。
アプリ分析会社Appfiguresによると、Horizon Worldsのモバイルアプリの累計ダウンロード数は2026年に入って150万件に達し、前年同期比53%増となった。一方、消費者支出は110万ドルにとどまった。
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