ビットコインは7万ドル台を維持しているものの、上値の重さが意識されている。価格は一時7万4000ドルまで上昇したが、短期保有者の利益確定売りが膨らんでおり、このまま上昇基調へ移行するかどうかはなお見極めが必要だ。
BeInCryptoが19日に報じたところによると、ビットコインは今週7万4000ドルを上回る場面があり、短期保有者の実現利益は1時間当たり1840万ドル(約28億円)に急増した。2月にも同様の動きが見られ、当時は7万ドル超の水準で短期保有者の売りが続き、上昇が抑えられた。弱い地合いからの戻り局面では、直近の買い手が上値追いよりも売却を優先しやすい傾向があるという。
市場がこうした売り圧力を吸収し、今後数週間にわたって7万ドル台を維持できれば、次の上値目標として7万8000ドル、8万2000ドルが意識される可能性がある。ただ、そのためには足元の短期的な売りが大きく和らぐことが前提になる。
供給の含み益比率を示す指標は足元で約60%まで上昇し、過去サイクルの底打ち局面に近い初期反発の水準にある。過去には弱気相場から強気相場へ移る過程で、この指標がマイナス1標準偏差以下から75%前後まで上昇してきた。現在の60%は上昇継続を裏付ける決定的な水準ではないが、過去の戻り局面で上値が重くなった水準と重なる。
この指標が75%を上回れば強気相場への転換シグナルと受け止められる一方、60%近辺で押し戻される展開が続けば、弱気相場下の自律反発にとどまる可能性が高まる。ビットコインは足元で7万879ドル前後で推移しており、7万2294ドルの抵抗線を下回っている。週初に7万5000ドルの突破に失敗して以降、短期保有者の売り圧力が相場の重しになっている。
テクニカル面では、ビットコインは上昇チャネル内で推移している。下落圧力が強まれば7万ドルを割り込み、6万8830ドルまで下落する可能性がある。上昇チャネル下限を割り込む可能性は高くないものの、その場合は6万6224ドルまで下げ余地が広がる。逆に7万ドルを支持線として維持できれば、7万5000ドルの再突破を試す展開もあり得る。