2013年2月のメールのやり取りが、XRP初期の利用状況を示している。画像=Reve AI

Rippleのデイビッド・シュワーツ名誉CTOが、「XRP」という語に初めて触れた2013年2月のメールを公開した。XRP Ledger立ち上げ直後のやり取りで、当時は取引所がほとんどなく、個人間の実験的な送金が中心だった実態がうかがえる。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、シュワーツは18日、X(旧Twitter)で2013年2月に受け取ったメールを共有した。XRP Ledgerは2012年半ばに始動したばかりで、市場での認知度はまだ低かった。

メールを送ったのは、BitcoinTalkフォーラムのユーザーだったビニー・ファルコ氏。仕組みを理解するためRippleのアカウントを作成したとしたうえで、「XRPを少し送ってくれないか」と依頼していた。

当時の暗号資産市場は現在とは大きく異なっていた。XRPの価格は約0.00587ドル、ビットコインは約27ドルで推移していた時期で、主要取引所もほとんど存在していなかった。このためXRPは売買より、個人間でのテスト送金や実験的な受け渡しに使われるケースが一般的だったという。

ビニー・ファルコ氏はその後、初期ユーザーにとどまらず中核開発者へと加わった。Rippleで基幹システムの開発に携わったほか、HTTPやWebSocket通信で利用されるC++ライブラリ「Beast」の開発にも貢献した。現在はC++ Allianceを率いるプログラマーとして活動している。

今回共有された内容からは、実際にXRPを送ったのがシュワーツではなかったことも確認できる。Googleのオートコンプリート機能の発明者として知られるアレックス・クラベツ氏が、2013年2月16日にビニー・ファルコ氏へ1000XRPを送金していた。

当時の1000XRPの価値は約5.87ドルだったが、現在価格換算では約1530ドルに相当する。仮に当時100万XRPを保有していれば、現在では約153万ドル規模になる計算だ。

シュワーツはXへの投稿で、「興味深い事実だ。『XRP』という単語を含むメールを最初に私に送ってきたのは、2013年2月に少し送ってくれないかと尋ねた@FalcoVinnieだった」と振り返った。

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