Samsung Electronicsは19日、Nvidia「GTC 2026」の会場内に設けた自社ブースの来場者数が、開幕から2日間で累計約1500人に達したと発表した。すでに前年の総来場者数を上回っており、会期終了時点では3000人超を見込んでいる。
同社のGTC出展は3年連続。今年もNvidiaのジェンスン・フアンCEOがブースを訪れた。
会場では、量産品として世界初をうたうHBM4と、世界初公開とするHBM4Eを並べた「HBM HERO WALL」をメイン展示に据え、来場者の関心を集めた。
Samsung Electronicsの関係者は、「今年の高い関心は、差別化した製品競争力と技術力が会場で存在感を示した結果だ」と説明した。さらに、「足元のメモリ市場を巡る環境変化も重なり、Samsung Electronicsのメモリ技術への注目が一段と高まった」と述べた。
ブースは「AIファクトリー」「ローカルAI」「フィジカルAI」の3つのテーマで構成した。AIファクトリーゾーンでは、LPDDR5X、SOCAMM2、GDDR7、PM1763、PM1753など、次世代AIデータセンター向けメモリの製品群を展示した。
ローカルAIゾーンでは、LPDDR6に加え、個人向けAIスーパーコンピュータ「DGX Spark」「DGX Station」への適用が可能だとするPM9E1、PM9E3など、小型フォームファクターのストレージを紹介した。
フィジカルAIゾーンでは、NvidiaのDRIVE AGXプラットフォームに対応するAuto LPDDR5XやDetachable AutoSSDなどの車載メモリを展示し、モビリティからロボティクスまでを視野に入れた製品群を訴求した。3つのゾーンを順に回る導線とすることで、Nvidiaプラットフォーム上での同社メモリの強みを体感できる構成にしたという。
とりわけ来場者の関心を集めたのは、「Nvidia Gallery」と「Game Zone」だった。Nvidia Galleryでは、次世代AIプラットフォーム「ベラ・ルビン」を構成する主要メモリとして、HBM4、SOCAMM2、PM1763の実物を展示した。
中でも、業界で初めて量産出荷したとするHBM4への注目度が高かった。開幕日の基調講演でジェンスン・フアンCEOが「SamsungがGroqチップを生産する」と言及した後は、同チップを搭載したウェハー展示に関する質問が相次いだという。
Game Zoneでは、AIベースのカメラで撮影した写真を、ジェンスン・フアンCEOのトレードマークである革ジャン姿に変換する体験型イベントも実施した。