大手B2B決済プラットフォームStripeとVCのParadigmが共同開発した決済ブロックチェーン「Tempo」が、メインネットを始動した。The Blockが18日(現地時間)に報じた。
Tempoはあわせて、大規模決済処理に特化したレイヤー1ブロックチェーンと、Stripeと共同開発した機械間決済のオープン標準「MPP」を公開した。モデル提供企業、開発者向けインフラ、データサービスなど100社超を掲載する決済ディレクトリも立ち上げた。
Tempoは2025年12月にテストネットを公開している。2025年10月のシリーズAでは、企業価値を50億ドルとする評価で5億ドルを調達した。出資にはThrive Capital、Greenoaks、Sequoia Capital、Ribbit Capitalなどが参加し、StripeとParadigmは加わっていない。
テストネット公開後は、決済、コマース、金融サービス分野の設計パートナーと連携し、実運用を想定した決済処理をステーブルコインで扱う取り組みを進めてきた。
パートナーにはAnthropic、DoorDash、Mastercard、Nubank、OpenAI、Ramp、Revolut、Shopify、Standard Chartered、Visaが含まれる。協業領域は、グローバル送金、クロスボーダー送金、エンベデッドファイナンス、トークン化預金に及ぶ。
メインネット始動にあわせて公開したMPPは、Stripeと共同開発した機械間決済のオープン標準だ。エージェントとサービスが決済をプログラムで調整できるようにし、決済リクエスト、承認、精算の手続きを扱う。
Tempoは、異なるサービスや決済レールにまたがって機械間決済を一貫して処理できるよう、MPPをオープンソースとして公開した。MPP自体はTempoブロックチェーン上で稼働する一方、特定の決済レールに依存しない設計とした。
VisaはMPPを拡張し、自社ネットワーク上のカード決済を支援する。Stripeはカードやウォレットなど自社プラットフォーム上の決済手段に対応を広げ、Lightsparkはライトニングネットワークを使ったビットコイン決済に適用範囲を拡大した。