写真=Samsung Electronics

Samsung Electronicsは19日、商業用ディスプレイの世界市場で17年連続の首位を維持したと明らかにした。調査会社Omdiaが同日公表した「2025年第4四半期パブリックディスプレイレポート」によると、同社の2025年の台数シェアは35.2%。年間販売台数は250万台を超え、過去最高を記録した。

同社の商業用ディスプレイ事業は、スマートサイネージや電子黒板、ビジネス向けテレビなどで構成する。新製品の投入と次世代ディスプレイの拡充を並行して進め、製品群を広げてきた。

2024年には、「Spatial Signage」と「Samsung Color E-Paper」を投入した。Spatial Signageは、同社独自の「3D Plate」技術を採用し、厚さ52mmの薄型筐体で立体感を表現する製品。現在は85型モデルを展開しており、今後はサイズ展開を拡大する計画だ。

Spatial Signageは、「CES 2026」のエンタープライズ技術部門イノベーション賞のほか、「iFデザインアワード 2026」製品部門、「ISE 2026」の6部門で受賞した。

超低消費電力ディスプレイのSamsung Color E-Paperでは、既存の32型に続き、A4サイズ相当の13型モデルを追加した。同社によると、13型モデルには植物性プランクトンオイル由来のバイオレジンを世界で初めて適用したという。

同社によれば、同じ重量の石油由来レジンと比べ、製造段階での炭素排出量を40%以上削減できる。今後は、Color E-Paperシリーズ全体へバイオレジン素材の適用拡大を進める方針だ。

ハードウェアに加え、ソリューション事業の強化も進めている。商業用ディスプレイ向けソリューション「Samsung VXT」は、遠隔デバイス管理、リアルタイム監視、コンテンツの制作・運用機能を提供する。

利用企業はVXTを通じ、世界各地の店舗に設置した複数のスクリーンを遠隔管理できるほか、内製機能やアプリを使って販促コンテンツを配信できる。

写真1枚からサイネージ向け動画コンテンツを生成できるAIアプリ「AI Studio」は、来月Samsung VXTに搭載する予定。製品画像とプロンプトを入力すると、サイネージ向け動画を自動生成する。

Samsung VXTは別売りで、提供地域は国ごとに異なる。

Samsung Electronicsの映像ディスプレイ事業部副社長のキム・ヒョンジェ氏は、「世界の商業用ディスプレイ市場で17年連続首位を維持できたのは、変化するビジネス環境とB2B顧客のニーズに迅速に対応してきた結果だ」とコメント。「今後も、多様な商業空間に最適化した製品とソリューションを通じて、顧客に最良の価値を提供していく」と述べた。

キーワード

#Samsung Electronics #商業用ディスプレイ #スマートサイネージ #電子黒板 #Samsung VXT #AI Studio #CES 2026 #iFデザインアワード #ISE 2026
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.