写真=ソウル市東大門区のCafe24創業センター東大門店内に開設された「Cafe24 PROコミュニティセンター」/Cafe24提供

Cafe24は、ECサイト開設を対面で支援するオフライン拠点「Cafe24 PROコミュニティセンター」をソウル市東大門区に開設した。オンライン中心だった創業支援をオフラインに広げ、予備創業者や創業初期の事業者に対し、開設手続きから初期設定、運営準備までを1対1で支援する。

背景には、創業初期における導入ハードルの高さがある。D2Cサイトの構築や商品詳細ページの制作に加え、PCなどデジタル機器の扱いや各種手続きへの対応が、初心者にとって負担になりやすいためだ。専門家に直接相談しながら進めたいというニーズは大きい。

SaaSのUI/UXデザイン企業SaasFactorによると、オンボーディングで困難を感じたユーザーの75%は、利用開始から1週間以内にサービスの利用をやめる。一方、サービスの中核価値を開始後5〜15分以内に体験したユーザーは、30分以上かかったユーザーに比べて継続利用率が3倍高かった。Cafe24はこうした傾向を踏まえ、対面支援の強化に乗り出した。

同センターでは、オンラインショップの開設から運営ノウハウの共有まで、オンラインビジネスに必要な一連の工程を現場で支援する。最大の特徴は、専門家が常駐し、開設手続きをその場で進められる点にある。

来訪した事業者は、用意された資料をもとにショップを作成し、自社の商品画像を使って商品詳細ページの制作方法を学べる。作成した成果物はそのまま持ち帰ることができ、各工程はCafe24 PROシステムを基盤に進める。

商品画像や事業者登録証をまだ用意していない企画段階の事業者についても、専門家の案内を受けながら同様の開設プロセスを体験できるとしている。

また、Cafe24は運営力の強化に向けた個別コンサルティングも提供する。来訪者は、Cafe24 PROが提供する検索エンジン最適化(SEO)や顧客関係管理(CRM)マーケティング、国内外マーケットプレイス向け拡張機能など、各種プレミアム機能の説明を受けられる。

EC事業に関する疑問を自由に相談できるQ&Aの時間も設けた。会員登録や本人認証、ドメイン接続、決済代行(PG)導入、ショップ向けデザインテーマの適用といった各種手続きや技術設定についても、専門家が1対1で対面支援する。

Cafe24によると、センター開設後1カ月間(1月7日から2月6日まで)の申込者は約100人で、このうち約70人が実際に来訪した。満足度は4点満点中3.8点だった。

利用者からは、「先が見えなかったオンラインショップ運営に設計図が描けた」「始めることへの不安が大きく減った」といった声が寄せられた。初期設定や運営準備に関する課題を現場で解消でき、創業初期の不安や負担の軽減につながったと評価している。

Cafe24は今後、オフライン支援を通じて蓄積した創業ノウハウやFAQを体系化する方針だ。あわせて、オンライン教育コンテンツの制作や定期ウェビナーの拡充も進める。

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