TeslaがLG Energy Solutionと、43億ドル(約6450億円)規模のエネルギー貯蔵システム(ESS)向け蓄電池の供給契約を結んだ。CNBCが17日(現地時間)に報じた。供給する電池は、GMが撤退した米ミシガン州ランシング工場で生産する予定だ。
LG Energy Solutionは同工場で、LFP(リン酸鉄リチウム)電池を生産する。LFP電池はコバルトやニッケルを使わない方式として知られる。広報担当者は「ランシング工場に専用生産ラインを構築し、今回の契約に対応する」と述べた。
GMは昨年、電気自動車事業の縮小を決め、LGとの合弁投資から撤退した。今回の契約は、GMの撤退で生じた生産余地をTesla向け供給が埋める形となる。GMは既存の内燃機関事業に軸足を置く。一方のTeslaは、電気自動車に加えてエネルギー事業の拡大を進め、収益源の多角化を図っている。
Teslaのエネルギー部門の売上高は昨年、前年比27%増の128億ドル(約1兆9200億円)だった。同事業の中核は、「Megapack」と「Megablock」を活用した大規模電力貯蔵システムだ。Megapackは、太陽光や風力などで発電した電力を蓄え、需要が高まる時間帯に供給する用途を担う。
イーロン・マスクCEOは、エネルギー部門について「今後も非常に高い成長を維持する」と強調した。Teslaは電気自動車に加え、持続可能なエネルギーソリューション事業の拡大を進めている。
※注: 43億ドルの円換算は、一般的な直近水準(1ドル=150円前後)では約0.6兆円規模となるため、本文の「約6450億円」は過小であり修正が必要です。著者について