PayPalは3月、独自のステーブルコイン「PYUSD」の対応地域を大幅に広げる。米国と英国に加え、新たに68カ国のユーザーがPayPal WalletでPYUSDを保有できるようになる。Fortuneが3月17日、報じた。
対象には、ウガンダ、コロンビア、ペルーなど、南米、アフリカ、アジアの国々が含まれる。海外ユーザーはPYUSDを保有できるほか、リワード付与の対象にもなる。米国の既存ユーザーには年4%のリワードが付与されている。
PayPalの暗号資産部門のシニアバイスプレジデント、メイ・ジャバネ氏は、課題は単なるアクセス性にとどまらず、越境送金や取引規模にも及んでいるとしたうえで、そうした不便の解消につなげたいとの考えを示した。
現在、ペルーなど一部の国では、PayPalユーザーが出金できるのは自国通貨に限られる。例えば、ニューヨークのユーザーがPayPalを通じてリマの相手に10ドルを送る場合、受取人は越境送金の手数料を負担したうえで、ペルー・ソルで受け取る必要があった。
ジャバネ氏によると、PYUSDの送受信が可能になれば、利用者は実質的にドル建てで資金を保有できるようになり、送金手数料の抑制も見込めるという。
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