写真=科学技術情報通信部の庁舎銘板

韓国政府が、人工知能(AI)半導体産業の競争力強化に向けた「K-エヌビディア育成プロジェクト」を本格化する。国民成長ファンドを通じて大規模な資金を投じ、世界市場での主導権確保を目指す。

科学技術情報通信部と金融委員会は3月17日、ソウルのプレスセンターで、韓国産業銀行や国内AI半導体企業とともに官民懇談会を開いた。会合では、「K-エヌビディア育成プロジェクト」の推進策や、国民成長ファンドを活用した投資戦略を協議した。

科学技術情報通信部は2025年12月に「AI半導体産業の跳躍戦略」を公表している。AI推論市場の拡大を踏まえ、低消費電力・低コストのニューラルネットワーク処理装置(NPU)を軸に、AI半導体のエコシステムを短期間で集中的に育成する方針を打ち出していた。

同部はこの戦略課題の一つとして、国産AI半導体の設計・生産を支援する「K-エヌビディア育成プロジェクト」を金融委員会に提案した。金融委員会は国民成長ファンドの第1弾として7件のメガプロジェクトを選定し、この案件を対象に含めた。

懇談会では、科学技術情報通信部がAI半導体の産業エコシステムと、低消費電力・高効率の国産NPU育成策を説明した。パク・テワン情報通信産業政策官は、国内NPU技術が世界市場で主導権を確保するには大規模な資本投入が不可欠であり、国民成長ファンドと連動した重点投資が必要だと強調した。

金融委員会は、今後5年間で総額150兆ウォン規模を組成する国民成長ファンドの運用方針を示すとともに、AI・半導体分野への投資の必要性と支援戦略を説明した。インフラ整備から運営、維持までの各段階に応じた投資戦略に加え、2026年はAIおよび半導体分野に総額10兆ウォンを投じる計画も明らかにした。

Rebellions、FuriosaAI、HyperAccel、DeepX、MobilintなどのAI半導体企業の代表は、超低消費電力・高性能の次世代NPU製品に関する技術開発ロードマップを紹介したうえで、GPU中心に再編が進む世界のAI市場を開拓する戦略を提示した。各社は、世界市場進出の好機を逃さないためにも、国民成長ファンドを通じた大規模投資が重要だと訴えた。

パク・サンジン韓国産業銀行会長は「AI半導体産業は、将来の国家競争力を左右する中核的な戦略分野だ。技術競争が激化する世界市場では、先行的かつ持続的な資金供給が何より重要だ」と述べた。

イ・オクォン金融委員長は「国民成長ファンドは、先端戦略産業の育成や地域雇用の創出といった成果を民間と共有できるよう設計した」と説明したうえで、「K-エヌビディア育成や国家AIコンピューティングセンター構築などを通じ、民間が実感できるAI産業の成果を生み出せるよう最善を尽くす」と語った。

ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は「AI政策と金融が歯車のように緊密にかみ合ってこそ、韓国AI産業の大きなエンジンは正しく動く」と指摘した。そのうえで、「企業が世界市場を先取りする好機を逃さないよう、科学技術情報通信部と金融委員会がワンチームで緊密に連携していく」と述べた。

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