写真=ウィキメディア、ロバート・キヨサキ氏

ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏が、金融市場の大規模なバブル崩壊に改めて警鐘を鳴らした。崩壊後には暗号資産や実物資産の価格が急騰し、ビットコインは1年以内に75万ドルへ上昇するとの見方を示している。

CoinPostが17日(現地時間)に伝えたところによると、キヨサキ氏はX(旧Twitter)への投稿で、「問題は崩壊が起きるかどうかではなく、いつ起きるかだ」と述べ、バブル崩壊が目前に迫っていると主張した。

同氏は、崩壊後1年以内にビットコイン(BTC)が75万ドル(約1億1250万円)、イーサリアム(ETH)が9万5000ドル(約1425万円)に達すると予測。あわせて、金は3万5000ドル(約525万円)、銀は200ドル(約3万円)まで上昇するとの見通しも示した。

ビットコインは足元で約7万4000ドル(約1110万円)で推移しており、この予測が実現するには約10倍の上昇が必要になる。

キヨサキ氏はこれまでも、金・銀・ビットコインを「ハードアセット(Hard Assets)」に分類し、継続的に購入を呼びかけてきた。今回の発言も、金融システム全般への不信を背景に、危機後に実物資産とデジタル資産の価値が大きく上昇するという同氏の持論に沿った内容といえる。

もっとも、その予測の信頼性を巡っては議論が続いている。同氏は2025年8月にも大規模な市場急落を警告したが、実際には目立った下落は起きなかった。2026年2月にも相場調整に言及する一方で、ビットコインの買い増しを訴えていた。

2026年3月上旬には、金・銀・ビットコインの短期的な下落を「買いの機会」と位置付けるなど、警戒感と強気見通しの双方を繰り返し示してきた経緯がある。

今回の見通しでも、具体的な時期や引き金となる要因には触れていない。キヨサキ氏はむしろ、「次の世界的な金融危機の後、1年後の価格はどうなっていると思うか」と投資家に問いかけるにとどまった。

市場の受け止めは分かれている。長期的な資産分散の重要性を訴えるメッセージとみる向きがある一方、過去に予測が外れた例を踏まえ、投資判断にそのまま反映させるには慎重さが必要だとの指摘も出ている。

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