LG U+の龍山社屋(ソウル) 写真=LG U+

LG U+は、全利用者を対象にSIMの無償交換と再設定を実施する。電話番号ベースで付与してきた加入者識別番号(IMSI)の方式を見直し、乱数化した新たなIMSI体系へ移行する。最近浮上したセキュリティ上の懸念を踏まえた追加対策となる。

同社によると、LG U+はLTE導入初期の2011年以降、IMSIを付与する際に利用者の電話番号情報を組み込む方式を採用してきた。

IMSIは、SIMに保存される15桁の固有番号で、通信網で利用者を識別するために使われる。SK TelecomとKTが乱数などを用いた推測しにくい方式を採っているのに対し、LG U+は電話番号ベースの方式を使っていた。

セキュリティ専門家は、IMSIの値だけが流出しても直ちにハッキングにつながるわけではないとしつつ、他の情報と結び付いた場合にはセキュリティ上の脅威となる可能性があるとみている。

LG U+は今後、IMSI体系の乱数化を進め、SIMの無償交換と再設定に対応する。2025年6月からは、加入者コードを乱数化する新たなIMSI体系について、システム設計や開発、商用検証を進めてきた。利用者がSIMを交換するか再設定を行えば、新体系が自動的に適用される。

対象は、4月13日時点で同社の移動通信サービスを利用している全利用者。スマートウォッチなどのセカンドデバイス、キッズフォン、LG U+網を利用するMVNO利用者も含む。

同日以降にMNPまたは新規加入する利用者には、変更後の体系が新しいSIMに自動適用される。あわせて、2026年に商用化する5Gスタンドアロン(SA)では、IMSIを暗号化する技術であるSUCIを100%適用する方針だ。

LG U+は、SIM交換と再設定の具体的な日程については追って案内するとしている。店舗での待ち時間を抑えるため、来店予約システムも導入する。

LG U+コンシューマー部門長のキム・ジェウォン副社長は「今回の新たなセキュリティ体系の適用は、利用者がより安全に移動通信サービスを利用できるようにするための取り組みだ。適用の過程で利用者の不便を最小限に抑えられるよう準備を進める」と述べた。

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