Naver Webtoonは3月17日、ソウル市ヨクサム洞のNaverパートナースクエアで記者懇談会を開き、創作者支援の実績と2026年の事業方針を公表した。親会社のWebtoon Entertainmentが2021〜2025年の5年間で創作者に還元した金額は計4兆1500億ウォン(約4565億円)に上った。2026年は作品発掘と創作者支援に700億ウォン超(約77億円)を投じる。
懇談会には、今月5日に就任したキム・ヨンス Webtoon Entertainmentプレジデントが出席し、初めて公の場に姿を見せた。
キム・ヨンス氏は、創作者、コンテンツ、利用者が相互に成長を促す「フライホイール(Flywheel)」戦略を強調し、継続的な投資方針を示した。
違法流通への対応実績も明らかにした。自社開発の「Toon Radar」により、最新話の公開当日に違法複製された作品数は、2025年第1〜第3四半期の平均と比べて11月時点で約80%減少したという。また、韓国と海外市場の掲載時差をなくす「同時連載」を試験導入した結果、作品の決済額は最大200%増加した。
2026年は、創作者、コンテンツ、利用者の3領域を軸に事業を拡大する方針だ。
まず、アマチュア作家向けのユーザー生成コンテンツ(UGC)プラットフォーム「CANVAS」を刷新し、創作教育や各種支援プログラムを拡充する。コンテンツ面では、韓国の「Cuts」、北米の「ビデオエピソード」などのショートフォームアニメーションに加え、日本ではロングフォームアニメーションのプロジェクトを進め、動画領域へ展開を広げる。利用者の没入感を高めるため、AIを活用した「キャラクターチャット」などのソーシャル機能も強化する。
作品発掘と創作者支援には、2026年に700億ウォン以上を投資する。資金は公募展、作家教育、グローバル進出支援などに充てる予定だ。
キム・ヨンス氏は「大胆な実験と迅速な実行で目に見える成果を生み出すと同時に、創作者支援、作品発掘、技術高度化といった長期成長の土台となる領域にも継続して取り組む」と述べた。