写真=Dell Technologies

Dell Technologiesは16日、NVIDIAの年次会議「GTC」に合わせ、AIインフラ製品群を刷新したと発表した。データプラットフォーム、ストレージ、サーバ、ネットワーク、ワークステーションなど30超の製品・技術を更新し、企業がAIプロジェクトを実証段階から本格運用へ移行するのを支援する。

今回の発表は、Dell TechnologiesとNVIDIAが共同で展開する「Dell AI Factory」の発表から2周年を迎えたことに合わせたものだ。Dell AI Factoryは、企業向けAIの学習・推論を支えるフルスタック基盤を提供する取り組み。導入企業は4000社超に達したという。

同社は、AI導入の最大の壁はインフラではなくデータにあるとみている。データの可用性と品質が主要なボトルネックになっているとして、PowerScaleやObjectScaleなど既存ストレージに新たなデータエンジンとオーケストレーション層を組み合わせ、AIデータプラットフォームを強化した。

新たに追加した「Dell Data Orchestration Engine」は、ローコードで利用できるデータ管理基盤。構造化データ、非構造化データ、マルチモーダルデータを自動検出し、AI活用につなげる。自然言語でデータセットを検索できる対話型AIアシスタントも提供する。

「Dell Lightning File System」も正式投入した。AIモデルの学習と推論に特化した高性能並列ファイルシステムで、同社は世界最速の並列ファイルシステムとしている。

あわせて、ファイル、オブジェクト、並列ファイルストレージを単一インフラで運用できるソフトウェア定義型アーキテクチャ「Dell Exascale Storage」も発表した。10PB超の大規模AIクラスターを想定している。

サーバ分野では、NVIDIA Vera Rubin NVL72プラットフォームを採用した液冷サーバ「PowerEdge XC9812」を含むラインアップを拡充した。

ネットワーク分野では、NVIDIA Spectrum-6 Ethernet技術を統合した「PowerSwitch SN6000」シリーズを発表した。毎秒1.6Tbpsの帯域を提供し、スイッチASICに直接結合する光学技術によって消費電力を抑えたとしている。

ソフトウェア分野では、CohereとDataRobotとの協業で構築したナレッジアシスタントとエージェンティックAIプラットフォームの提供も開始した。

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