写真=Hashed

Web3ベンチャーキャピタルのHashedは、AIを開発の中核に据える創業初期の起業家・チーム向けプログラム「Vibe Labs」を開始する。応募期間は2月1日から2月19日まで。

Hashedは、AIベースのツールが共同創業者に近い役割を担える水準へと進化するなか、法人設立や資金調達の前段階からAIを積極活用してプロダクトを作り、ユーザーの反応を基に素早く改善を重ねるチームが増えていると説明する。こうした変化は単に開発が容易になったという話ではなく、アイデアの実装と市場検証のスピードそのものを大きく変える転換点だと位置付けている。

同社によると、Vibe Labsは2019年に運営した「Hashed Labs」の流れをくむプログラムだ。Hashed Labsでは、ブロックチェーンゲームを軸とする創業初期チームを発掘し、投資とアクセラレーションを提供した。Sky MavisやThe Sandboxの支援実績もある。

Hashedは、Web3投資会社としてVibe Labsを立ち上げる背景について、ブロックチェーンが「仲介者のいないプロトコル経済」を志向してきたのに対し、Vibe Codingはプロダクト開発の過程で実行を仲介する役割を減らしていく流れだと説明する。用いるツールは異なるものの、少人数でもグローバル市場で価値を生み出せるという方向性は共通しているという。

Vibe Labsは、一般的なブートキャンプや起業支援プログラムとは異なり、最終採択チームの発表と同時に投資を実行し、そのままプログラムに参加させる運営方式を採る。期間中、参加チームは本番環境でプロダクトを継続運用し、文書やプレゼンではなく、デプロイ履歴や改善スピードといった実運用データを基に成果の検証を受ける。

「Vibe Labs Seoul Edition」は1月30日、ソウルでオフラインのエントリーセッションを開く。応募は2月1日から2月19日まで受け付け、個人またはチーム単位で、プロダクトのURLやデモ、簡単な説明を提出する。

Hashedのキム・ソジュン代表は「Vibe Labsはコーディングスキルを支援するプログラムではない。何を作るべきかを見極め、その選択をグローバル市場の最後まで貫ける人を見いだし、支援するためのプロセスだ」とコメントした。

そのうえで「実行そのものは誰にでも開かれているが、方向性を定め、品質を統制する眼力と責任は依然として創業者の役割だ。Vibe Labsは、その眼力を備えたビルダーが、信頼とつながりを土台により速く実験し、より短いサイクルで学び、自らの言葉で世界と競争できるよう支援するために設けた」と述べた。

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