Humax Mobility傘下のKYLE 23 Jasperは1月20日、韓国の科学技術情報通信部と韓国データ産業振興院が実施する「2026年データバウチャー支援事業」の供給企業に選定されたと発表した。FMSソリューション「オートライド」で収集した車両データを提供し、中小企業やスタートアップのサービス開発を支援する。
同社は公募審査を経て、データ品質と事業遂行能力を評価され、モビリティ分野の専門供給企業として採択された。提供するのは、自社開発の統合モビリティ管制ソリューション「オートライド」で蓄積した実測データだ。
データは4000台超の車両から、一定周期およびイベント単位で収集したもの。AIモデリングや機械学習アルゴリズムの開発に活用できるとしている。
提供データは計51項目。EVの状態データとして、バッテリー電圧や温度、劣化状況など17項目を含む。二輪車の運行データは、GPSベースの位置情報や速度など10項目。車両状態データは、走行距離、燃料量、ブレーキ状態など24項目で構成される。
バッテリーの劣化状況やリアルタイムの消耗品状態データも含まれており、予知保全や車両残存価値の評価モデル構築への活用を見込む。
同社は26年間にわたり、車両レンタル、整備、管制を一体で手がける中でノウハウを蓄積してきた。国土交通部データと連携するAI予測分析ソリューションも導入し、データの信頼性向上につなげたとしている。
データバウチャー支援事業への参画を通じて、モビリティ、保険、物流など幅広い分野でB2Bパートナーシップの創出を目指す。中長期的には、スマートシティや自動運転エコシステムを支えるデータハブへの成長を見据える。
あわせて、Humax Mobilityのブランド「Turu」との連携により、モビリティデータのエコシステム構築も進める。Turuのサービスには、Turu Parking、Turu Charger、Turu Car、Turu Taxi、Turu Daeri、Turu Valetがある。
同社は、今回のデータバウチャー事業を足がかりにB2Bデータビジネスを拡大する方針だ。
KYLE 23 Jasperのソン・ユンファ代表は「今回の選定は、26年間積み重ねてきた現場ノウハウとAIデータ技術力が評価された結果だ」とコメントした。
その上で「オートライドの高精度な実測データを基に、中小企業やスタートアップが次世代モビリティサービスをタイムリーに開発できるよう積極的に支援していく。さらに、自動運転時代をリードするモビリティデータの標準プラットフォームへと飛躍したい」と述べた。