ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは1月16日(現地時間)、XRPが約14年前にBitcoinが10ドル前後で推移していた時期と似た相場局面にあるとする見方を伝えた。暗号資産アナリストのSteph on Xは、足元で2ドル台前半にあるXRPについて、2012年のBitcoinと構造的な共通点があると分析している。
Steph on Xは、2012年当時のBitcoinが金融市場から懐疑や敬遠にさらされながらも、その後の本格上昇につながる初動局面にあった点に注目したという。
同氏によれば、Bitcoinは2012年から2013年にかけて上昇サイクルの初期段階に入り、2013年11月には約1242ドル(約18万6300円)まで急騰した。XRPについても、現在は放物線的な上昇局面の入り口にある可能性があると主張している。
両者の共通点として同氏が挙げたのは、市場の評価が大きく割れている点だ。Bitcoinが当時、実用性や将来価値を巡って疑念の目を向けられていたのと同様に、XRPも長期的な価値や実需を巡って見方が分かれているとした。
XRP支持者の一部は、同資産が国際送金や決済インフラでSWIFTなど既存システムの代替になり得ると主張してきた。一方で、こうした見方は期待先行に過ぎないとの反論も根強い。
Steph on Xは、こうした賛否が割れる状況そのものが、過去のBitcoinが置かれていた環境と重なると指摘し、XRPが今後強いモメンタムを形成する可能性がある背景の一つだと評価した。
もっとも、このシナリオは明確なデータやオンチェーン指標に裏付けられたものではない。提示されたチャートには、XRP価格が最大5万6000%上昇する可能性も含まれているが、足元の時価総額の大きさを踏まえると、市場では実現性を疑問視する見方も出ている。
それでも、XRPが過去に大幅高を演じた例はある。2017年2月から2018年1月にかけては、約5万5000%上昇した。
もっとも、市場環境や資産規模は当時と大きく異なる。XRPがBitcoinの過去の軌跡をそのままたどるとみるのではなく、前提条件の違いも含めて慎重に見極める必要がありそうだ。