AXIS Capitalが米国と英国のCEOおよび最高情報セキュリティ責任者(CISO)計250人を対象に実施した調査で、AIの効果とリスクを巡る認識に隔たりがあることが分かった。CNBCが1月16日(現地時間)に報じた。
調査によると、CEOはAIを生産性や競争力の向上につながる手段と捉える一方、CISOはデータ漏えいなどのリスク拡大を警戒している。AIが企業のセキュリティ強化に役立つかとの問いに対し、CEOの19.5%が「確信がない」と回答したのに対し、CISOでは30%が懐疑的な見方を示した。
AXIS Capitalのビンセント・ティチオCEOは、「AIを巡る急速な変化が、企業にセキュリティツールの見直しを促している」と述べた。
調査では、AI関連の脅威への備えを巡っても米英で差が見られた。米国企業の85%が備えがあると答えた一方、英国企業は44%にとどまった。
また、ランサムウェア攻撃が過去2年で倍増したことを受け、企業の82%が今後12カ月以内にサイバーセキュリティ予算を増やす計画だという。ティチオCEOは「サイバーリスクは、企業の存続に関わる重要課題として定着した」と語った。
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