写真=Harley-Davidson

Harley-Davidsonは、2026年型CVOシリーズの新モデルとして「CVO Street Glide ST」と「CVO Road Glide ST」を発表した。バガーレース由来の技術と現代的なデザインを採り入れたモデルで、限定生産として世界のディーラー網を通じて順次販売する。

両モデルは、CVOのキャラクターを維持しながら、走行性能とスタイルを重視するライダー向けに、よりスポーティな方向へ振った仕様とした。Street Glide STはバットウイングフェアリング、Road Glide STはシャークノーズフェアリングをそれぞれ採用する。

足回りと外装には鍛造カーボンパーツや高性能サスペンションを投入した。バガーレースで培った技術を市販車向けに展開し、従来のCVOモデルよりシャープで俊敏なハンドリングをうたう。

エンジンは、両モデルとも「Milwaukee-Eight 122」を搭載する。最高出力は127hp、最大トルクは197Nm。ハイフロー吸気システムと洗浄可能なフィルターを備え、2-1-2レイアウトの排気システムを組み合わせることで、力強い走りを支えるとしている。

サスペンションには、47mmの調整式倒立フロントフォークとピギーバック式リアショックを採用した。レース由来の構成とし、ライダーの好みに応じた乗り味や走行特性の調整を可能にした。

ブレーキまわりでは、ツインフローティングローターと4ピストンのBrembo製フロントキャリパーを装備し、制動性能を高めた。あわせて、薄型フットボード、アグレッシブなハンドルバー、フロントウインドスクリーンを組み合わせ、走りの楽しさを引き出すとしている。

デザイン面では、鍛造カーボン製のフロントフェンダーとタンクセンターストリップを採用し、現代的なマッスルカーを想起させる外観に仕上げた。3色のカラーバリエーションはいずれも、赤いウインドスクリーンと「Fast Johnnie」デカールで統一感を持たせ、若々しくスポーティな雰囲気を打ち出した。

装備面では、USB-C充電ポート、Apple CarPlay対応ディスプレイ、切り替え可能なライダーモード、新設のトラックモードを標準装備する。バガーレースに着想を得た新シートと鍛造カーボン製テールカウルも採用し、ライディング体験の向上を図った。

Harley-Davidsonは、CVO Street Glide STとCVO Road Glide STについて、単なるカスタムバイクではなく、性能、デザイン、技術を総合的に体感できるモデルだとしている。バガーレースの着想を公道向けモデルに落とし込んだことで、新しいライディング感覚を提供できると説明している。

米モビリティメディアのBike Exifは1月15日、今回の2モデルを取り上げた。市場では、新たなCVO STラインアップが従来モデルに比べて性能面での魅力を高めたとの見方が出ている。若年層ライダーの開拓とブランド競争力の強化につながる可能性がある。

2026年型CVO Street Glide STとCVO Road Glide STは、CVOのプレミアム性にバガーレースの技術と現代的デザインを組み合わせた戦略モデルといえそうだ。Harley-Davidsonは、高級バイク市場での存在感を高めるとともに、より若いライダー層の取り込みも狙う。

キーワード

#Harley-Davidson #CVO #CVO Street Glide ST #CVO Road Glide ST #バガーレース #Milwaukee-Eight 122 #Apple CarPlay
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.