Rippleは15日、LMAX Groupに1億5000万ドル(約225億円)を戦略出資し、ステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」を軸とする複数年の提携を結んだ。The Blockが報じた。RLUSDをLMAXの機関投資家向け取引インフラに組み込み、担保資産としての利用を広げる。
提携により、RLUSDはLMAXのグローバルな機関投資家向け取引基盤で主要な担保資産として採用される。銀行、ブローカー、資産運用会社などの機関顧客は、RLUSDを使って現物暗号資産、無期限先物、差金決済取引(CFD)、一部の法定通貨ペアで証拠金の差し入れや決済を行えるようになる。
LMAXは、機関投資家向けカストディサービス「LMAX Custody」を通じて、RLUSDを専用ウォレットで提供する。これにより、資産間の担保振替をしやすくする方針だ。
LMAXのCEO、デイビッド・マーサー氏は、今回の提携について「米国を含む世界市場で規制の明確化が進むなか、ステーブルコインが機関市場の構造で重要な役割を担いうることを示している」とコメントした。
Rippleでステーブルコイン部門を率いるジャック・マクドナルド氏は、「ブロックチェーンベースのインフラは、伝統的な金融市場の近代化において中核になりつつある」と説明。「LMAXとの協業は、規制下にある取引所ネットワークを通じてRLUSDの導入拡大を後押しする」と述べた。
両社はあわせて、Rippleのプライムブローカレッジサービス「Ripple Prime」とLMAX Digitalの統合も進める。これにより、Ripple Primeの顧客はLMAX Digitalのプライスディスカバリー機能と流動性を利用できるようになる。