T map Mobilityは1月15日、ソウル市乙支路のSKTタワーでMercedes-Benz Groupの経営陣と会談し、SDV(Software Defined Vehicle)分野を軸とする戦略提携を協議したと発表した。SKグループのAI、モビリティ、電池、半導体、エネルギー分野の強みと、Mercedes-Benzの車両・ソフトウェア技術を組み合わせ、協業を広げる考えだ。
協議では、車両、地図、AI、ADAS(先進運転支援システム)の連携を通じたSDV戦略の高度化について議論した。SDVへの移行が業界の重要テーマとなるなか、両社は協力強化の方向性を確認した。Mercedes-BenzはAIを中核に据えたSDV戦略の加速を進めている。
両社はこれまでも協業を進めてきた。T map Mobilityは2021年、Mercedes-Benz車向けにリアルタイム交通情報の提供を開始。2024年には、第3世代のMBUX(Mercedes-Benz User Experience)インフォテインメントシステムに車載ナビゲーションサービス「TMAP AUTO」を搭載した。2025年10月からは、E-Classを対象にソフトウェアアップグレードの適用拡大も進めている。
T map Mobilityによると、TMAP AUTOの搭載後、Mercedes-Benz Koreaの顧客による純正ナビゲーションの利用率は上昇した。同社は、こうした実績を通じて韓国市場での競争力とユーザーからの信頼を確認できたとしている。
T map Mobilityのイ・ジェファン代表取締役は、「SKグループが持つAI、モビリティ、半導体、電池などの能力を基盤に、未来モビリティのエコシステム構築に向けた多様な協力策を確認できた」とコメントした。その上で、「消費者との接点で蓄積してきたデータとAIをもとに、Mercedes-BenzとともにSDVをはじめとするグローバルなモビリティ革新で中核的な役割を担っていく」と述べた。