CryptoLabは1月15日、同社が進めた「AIモデル暗号化技術実証」事業が2025年の国防実験事業で最優秀課題に選ばれ、国防部長官表彰を受けたと発表した。
この事業は、国防部が推進する「国防革新4.0」戦略の一環として実施された。機密データの流出を招かずにAIを活用できるセキュリティ技術について、実運用への適用可能性を検証するのが目的だ。
CryptoLabは準同型暗号技術を活用し、データを復号せずにAIで分析できる「暗号化AIモデル」を開発した。これにより、機密情報の流出リスクを抑えながら、生成AIを実務に活用できることを示したとしている。
同社は今回の実証を通じて、軍が機密情報を外部に開示することなく、民間クラウドやAIモデルを活用できる技術基盤を整えたと説明した。今後はこの技術を、防衛分野のLLM活用環境向けデータ保護技術として展開する計画だ。
CryptoLabのチョン・ジョンヒ代表は、「今回の選定と国防部長官表彰により、当社の技術が研究室レベルを超え、安全保障の現場で求められる性能とセキュリティの両面で認められたことをうれしく思う」とコメントした。そのうえで、「実証で確認した技術力を基に、国防分野にとどまらず、金融や医療など機密性の高いデータを扱う産業全般へ適用を広げていく」と述べた。
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