Bespoke AI洗濯乾燥機の製品イメージ。写真=Samsung Electronics

Samsung Electronicsは1月15日、米エネルギー省(DOE)の支援を受け、熱回収システムを組み合わせた次世代デシカント乾燥技術の研究開発に着手すると発表した。高効率の除湿乾燥技術を開発し、衣類乾燥機の消費電力低減につなげる狙いだ。

研究は、米オークリッジ国立研究所(ORNL)とサウスカロライナ大学化学工学部との共同で進める。期間は2年間。DOEからの支援金120万ドルと同社の拠出120万ドルを合わせ、総額240万ドル(約3億6000万円)を投じる。

今回の研究では、高効率の吸湿材であるデシカントを衣類乾燥機に適用し、エネルギー使用量を抑える技術の確立を目指す。ベント式乾燥機と同等の乾燥性能を維持しながら、電力使用量を35%水準に抑えることを狙う。

ベント式乾燥機は北米市場で需要が大きい一方、効率面に課題があるうえ、240V電源への対応工事が必要となる。さらに外部配管接続工事も求められるため、設置環境が限られるという。

同社によると、この次世代乾燥技術が商用化されれば、120V電源環境でも使用可能になる見通しだ。外部配管接続のための追加工事も不要となり、集合住宅やコンパクトな住戸など、幅広い住環境で乾燥機を利用しやすくなるとしている。

Samsung Electronicsは、研究成果を乾燥機や一体型洗濯乾燥機など幅広い製品群に展開する計画だ。DA事業部のムン・ジョンスン副社長は「革新的な省エネ技術を、消費者が実感できる価値へとつなげる重要な機会になる」とコメント。「グローバル研究機関との協業を通じて、持続可能な日常を提案する家電の拡大を目指す」と述べた。

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