Siemensは1月15日、米ラスベガスで開催されたIT・家電見本市「CES 2026」で、産業メタバース環境の構築を支援する新ソフトウェア「Digital Twin Composer」を発表した。
同社によると、Digital Twin Composerは、企業がAI、シミュレーション、リアルタイムの物理データを活用し、仮想環境で意思決定できるよう支援する製品だ。
Siemensが提供する2D/3Dのデジタルツインデータを物理世界のリアルタイム情報と組み合わせ、NVIDIA Omniverseのライブラリを活用してリアルタイムの可視化を構築できるという。製品、工程、設備のライフサイクル全体を通じて、仮想データと物理データを統合した環境を構築・維持できるとしている。
用途としては、最新のスマートフォン、造船所の建造するタンカー、自動運転の電気自動車に加え、グリーンフィールド/ブラウンフィールドのAI工場まで、幅広い分野を想定する。
Siemens Digital Industries SoftwareでPLM製品を統括するシニアバイスプレジデントのジョー・ボーマン氏は、「Digital Twin Composerは、産業メタバースに対するSiemensのビジョンを具現化するものだ。メーカーが直面する、複雑性の管理、生産の加速、コスト削減、収益性向上という前例のない課題の克服を支援する」とコメントした。
その上で同氏は、「SiemensとNVIDIAは、製造企業が複雑な製品、工程、工場をより迅速にオンライン化し、レジリエンスと持続可能性を高め、成果を継続的に最適化できるよう連携している」と強調した。