写真はHecto WalletOne関連イメージ

Hecto Innovationが2025年に買収したブロックチェーンウォレットインフラ企業WalletOneは、社名を「Hecto WalletOne」に変更し、新代表にチェ・ジョンロク氏を選任した。CIの刷新と内部統制の強化を進め、Hectoグループの一員として事業体制を本格的に整える。

WalletOneはこのほど臨時株主総会を開き、社名変更と新代表の選任を決議した。

チェ氏はHecto Financialの企画本部長とHecto WalletOne代表を兼務し、Hecto WalletOneとHectoグループ各社の連携を主導する。金融業界での経験を経てHecto Innovationに参画後、同社が設立したブロックチェーン事業子会社の代表を務め、グループのブロックチェーン事業基盤の構築を担ってきた。

2026年は、Hectoグループのプラットフォームなど既存事業にWalletOneのデジタル資産ウォレットを導入するほか、Hecto Financialの決済サービスとウォレットを連携させることで、両社のシナジー創出を加速させる方針だ。

Hecto WalletOneは、ブロックチェーンウォレットインフラ技術を持つVASPだ。MPC(Multi-Party Computation)とマルチシグ技術を基盤に、B2B向けウォレットインフラソリューション「Octet」と、B2C向けウォレットサービス「Ohai Wallet」を展開している。提供先は金融、フィンテック、流通、公共機関、エンターテインメント、コマースなど幅広い。VASPライセンス保有企業の40%がWalletOneのサービスを利用しているという。

同社は今後、財務や監査を含む内部統制とコンプライアンス体制も、グループの支援を受けながらグローバル水準を意識して強化する。Hecto InnovationのITサービス運用ノウハウ、Hecto Financialの決済サービスの知見、金融分野でのネットワークを生かし、FireblocksやBitgoといった海外大手も視野に入れ競争力を高める考えだ。

チェ氏は「デジタル資産ウォレットは、資産の保管にとどまらず、送受信や取引署名、資産管理、Web3サービスへの接続・利用まで担う、ブロックチェーンエコシステムに不可欠なソフトウェアだ。今後のWeb3時代に向けた重要なゲートウェイになる」と述べた。その上で、「これまで培ってきたウォレットインフラの強みにグループシナジーを加え、ウォレット、決済、認証を包含するブロックチェーンインフラ企業へ進化していく」と説明した。

Hectoグループの持株会社であるHecto Innovationは2025年9月、WalletOne株47.15%を約92億9000万ウォンで取得し、ブロックチェーンウォレットインフラ技術とVASPライセンスを取り込んだ。HectoグループはHecto WalletOneのウォレットインフラを基盤に、ステーブルコイン事業を新たな成長軸として育成する方針だ。決済、コマース、メディアなどグループ内の多様な事業領域と組み合わせ、差別化したステーブルコインのエコシステム構築を進めているという。

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