イーサリアムのレイヤー2「ZKsync」は2026年の戦略を公表し、金融機関を中心に実体経済でのブロックチェーン活用を本格化する方針を示した。The Blockが1月13日(現地時間)に報じた。
Matter Labsの共同創業者兼CEO、アレックス・グルチョフスキー氏は、ソーシャルメディア「X」で戦略の概要を公表した。重点課題として、プライバシー機能の標準実装、決定論的な制御、検証可能なリスク管理、グローバル市場とのネイティブ接続の4点を挙げた。
同氏は「実体経済の制約を踏まえた設計を選んだ」と説明。その上で、「人や仲介者ではなく、暗号技術に基づく不正耐性を備えた金融インフラによって信頼を築く」と述べた。
2026年の戦略の中核に据えるのが、プライバシー重視のブロックチェーン基盤「Prividium」の拡大だ。
Prividiumは、銀行や資産運用会社などがプライバシー機能を直接組み込めるよう設計されている。グルチョフスキー氏によると、アクセス管理や取引承認、レポーティング、監査に加え、既存の金融・運用ソフトウェアとの連携でもプライバシー強化を図る。
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