LG Electronicsは1月14日、米自動車メディアMotorTrendが主催する「2026 SDVイノベーターアワード」を2年連続で受賞したと発表した。ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)時代に対応した車載ディスプレイ技術が評価された。今回の受賞では、VS事業本部でディスプレイ開発を率いるキム・ギョンラク常務がPioneer部門に選ばれた。
MotorTrendは1949年創刊の米有力自動車メディア。SDVイノベーターアワードは今回が4回目となる。2025年には、LG ElectronicsのVS事業本部長を務めるウン・ソクヒョン社長がLeader部門を受賞している。
キム・ギョンラク常務は、「Bendable Moving Display」によって「Shy Tech」を具現化した点が評価された。未使用時には画面下部を後方に折りたたんで見えないように収納し、必要に応じて大画面として展開できる仕組みだ。同ディスプレイはプレミアム車への採用を予定しているという。
同社はあわせて、光学技術をベースとした次世代車載ディスプレイの開発を加速している。フロントガラスにブラックスクリーンを設けることなく高輝度映像を表示する「Wide Hover Screen」を披露したほか、ドライバーの視線に合わせて焦点を調整する「超軽量拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)」も開発した。CES 2026では、フロントガラスに透明OLEDディスプレイを適用し、インタフェースをコックピット全体に広げたディスプレイソリューションも公開した。
SDVソリューション「LG αWare」のラインアップ拡充にも取り組む。PlayWareは高画質・高音質のコンテンツ体験を提供する車載エンターテインメント向けソリューション、MetaWareはAR/MR技術を活用してナビゲーションや道路上の危険情報を表示するソリューションだ。VisionWareはAIアルゴリズムとカメラセンサーを用いて乗員の行動を分析し、事故防止に向けた車室内センシングや車線逸脱防止機能を提供する。
ウン・ソクヒョン社長は「周辺環境と乗員の状態をリアルタイムで分析し、より安全で便利な移動体験を提供することで、SDVを超えたAIDV時代をリードしていく」とコメントした。