Webzenは、オープンワールドアクションRPG「Dragon Sword」を1月21日に配信を開始する。開発を手掛けるHound13は発売前インタビューで、前作「Hundred Soul」で培ったアクション性をオープンワールドに落とし込み、「パーティコンボアクション」と遊びやすさの両立を目指したと明らかにした。
Hound13のパク・ジョンシク代表は、「最も強みのあるアクションを前面に出し、それをオープンワールドと組み合わせた作品を作りたかった」と説明した。競合作の中でも、アクションの面白さで差別化できるタイトルとして認知を広げたい考えだ。
◆「Hundred Soul」の戦闘設計を継承、パーティ連携を軸に展開
クァク・ノチャンCDは、前作で評価を得たアクション性を引き継ぎつつ、より幅広いユーザーに訴求するため、カートゥーンレンダリングを基調としたアートワークを採用したと説明した。メインストーリーも軽快で親しみやすいテイストとし、幅広い年齢層が入りやすい作りを目指したという。
本作の中核となるのが、パーティコンボアクションだ。状態異常、タグアクション、コンボを組み合わせることで、空中コンボからモンスターへのマウント攻撃まで、連続した戦闘アクションを展開できる。クァクCDは、戦闘中に状態異常を起点としてパーティメンバーのシグナルスキルをつなぎ、巨大ボスや強敵を攻略していく点が大きな魅力だと強調した。
◆入力に対する反応とキャラクターごとの操作感を重視
パク代表は、アクションの手応えを高めるうえで、入力に対する直感的なフィードバックを最重要視したと語った。数千回に及ぶプレイテストを通じて、被弾モーションやエフェクト、カメラの揺れといった要素が体感を大きく左右すると判断し、特に多くの時間を割いたとしている。
技術面では、当たり判定、地形の高低差、空中状態の維持、マウントアクションなど、さまざまな状況でもアクションが自然につながるよう設計した。空中コンボや連続攻撃が地形や戦況によって途切れないよう、判定や物理処理を細かく調整し、プレイヤーの操作と判断次第で連続コンボを長くつなげられるようにしたという。
キャラクターごとの差別化では、戦闘リズムや固有の爽快感を大きく変える設計を採った。近距離・遠距離や属性の違いにとどまらず、アクションパターンや戦闘テンポ、スキルギミックそのものがキャラクターごとに明確に異なるという。
例えばレイナは、高い攻撃速度を生かして敵を地上から空中へ打ち上げ、コンボを継続するタイプのキャラクターだ。スキルのクールタイム管理と操作がかみ合えば、敵を落とさず空中で攻撃をつなぎ続ける感覚を味わえるとしている。カルシオンは炎属性を軸に、敵を段階的に爆破しつつ、浮いた敵を一点に引き寄せて継続ダメージを重ねる構造で、広範囲戦闘での爽快感を高めたという。
◆シグナルスキルで初心者でも遊びやすく
初心者向けの代表的な仕組みが、シグナルスキルシステムだ。特定の状態異常が発生すると、その状態に対応したスキルボタンが有効になり、複雑な入力なしでもボタン1つでスキルを確実に当てやすく、安定して効果を発揮できるようにした。
パク代表は、シグナルスキルはマウス右ボタンだけでも発動できると説明。基本的にアクティブスキル2種を組み合わせれば、マウス左ボタンの通常攻撃とマウス右ボタンのスキル入力を中心に、大半のアクションを比較的簡単に繰り出せるという。
モバイル環境も初期設計の段階から想定した。戦闘システムは「Hundred Soul」をベースにしており、アクティブスキルとシグナルスキルの組み合わせ、パーティメンバーの呼び出しボタンで構成するインターフェースも、モバイル運用で磨いてきた設計を踏襲したとする。パク代表は、通常攻撃や遠距離攻撃では、攻撃ボタンの入力と同時に視点操作も可能で、モバイルでも近距離・遠距離のどちらでも精密な操作を実現したと付け加えた。
◆配信時は13キャラクター、約4週間ごとに更新
チャン・ユンジンPDは、配信時点で13種類のキャラクターを先行実装し、その後のアップデートでキャラクター数を増やしていく方針を明らかにした。配信開始時のコンテンツとしてメインクエストは第5章までを公開し、キャラクターは最大レベル60まで育成できる。
メインストーリー完了後は、装備集めやレイドダンジョンを通じたルーン構成で育成を進める流れとなる。チャンPDは、序盤はキャラクターレベルの育成と装備収集が中心となり、一定の戦力に達した後は、記録を競うコンテンツへ自然に移行する構造だと説明した。
マルチプレイコンテンツは討伐とレイドを用意し、このうちレイドが代表的な協力プレイ向けコンテンツとなる。「Dragon Sword」のマルチプレイは、高難度攻略そのものよりも、一緒に遊ぶ楽しさに重点を置いた設計とした。プレイ回数やプレイ時間が負担にならないよう調整し、マルチプレイ特有のストレスを抑えたとしている。
ビジネスモデルは、キャラクター獲得のための召喚を中心に据える。チャンPDは、ゲームバランスに影響しかねない商品は現時点で検討していないと述べた。アップデートは約4週間ごとに新キャラクター追加を含む定期更新を実施し、サービス開始後最初のアップデートでは、メインクエスト第6章から第8章と北部地域を公開する予定だ。
G-STAR 2024で初めて試遊版を公開した後に実施したCBTでは、戦闘やフィールドのアートワークが評価された一方で、好みが分かれる部分もあった。特に指摘の多かった最適化の改善に向けて、開発リソースを重点投入したという。
クァクCDは、ストーリー演出や一部キャラクターの個性が強く出すぎていた部分についても見直しを進めたと説明した。各キャラクターの企画意図に沿って魅力が自然に伝わるよう補完し、物語への没入感を高めるため、メインストーリーには著名声優陣によるフルボイスを採用したとしている。