SemiFiveは1月14日、Hanwha Visionと共同開発した映像セキュリティ向けAI半導体「Wisenet9」の量産拡大を発表した。2025年7~9月期の初回発注に続き、10~12月期以降は数十万個規模の追加発注が継続しているという。
今回の量産拡大は、映像セキュリティ環境に最適化したAI半導体が実製品に採用されたことを背景とする。Hanwha VisionはAIベースの映像セキュリティ戦略を強化しており、インテリジェント映像セキュリティソリューションへの転換を進めている。SemiFiveは半導体設計の中核パートナーとして協業を続けている。
AI監視カメラ市場では、従来の映像記録中心の用途から、リアルタイム分析や現場対応を担うインテリジェントシステムへの移行が進む。搭載半導体には、低消費電力、リアルタイム処理性能、コスト効率を同時に満たすことが求められている。
SemiFiveによると、Wisenet9の採用分野と供給量は段階的に拡大している。同社は今回の量産実績を足がかりに、今後はさまざまなビジョンAI分野へ事業を広げる方針だ。
Hanwha Visionの関係者は「高画質映像処理とAI推論を効率よく分担できる専用半導体への需要は拡大している」とコメントした。その上で、「AIベースの映像セキュリティ需要が広がる中、今回の量産を契機に、Hanwha Visionのインテリジェントセキュリティソリューションの競争力と市場展開力をさらに高めたい」と述べた。
SemiFiveの関係者は「急成長する映像セキュリティ市場で、技術力を持つ顧客企業の主力製品に搭載されるAI半導体を共同開発し、実際の量産につなげた点に意義がある」と説明した。さらに「採用分野と供給量は段階的に広がっており、今回の量産経験を基に、今後も多様なビジョンAI分野で顧客の製品競争力強化を支援していく」としている。