2026年の年明けとともに、暗号資産市場でアルトコインの上昇が目立っている。BeInCryptoによると、Monero(XMR)、Canton(CC)、Rain(RAIN)がそろって強い値動きを見せており、年初相場をけん引する有力銘柄として注目を集めている。
Moneroは12日までの1週間で約40%上昇し、2021年以降の高値を更新した。Zcash(ZEC)を巡る不透明感を背景に資金の一部がMoneroに向かったことが、上昇に弾みを付けたという。
実際、Moneroは605.30ドルまで上昇し、598ドルの主要な抵抗線を一気に突破した。24時間ベースでも10.89%高と、上昇基調はなお強い。
もっとも、出来高指標であるオンバランス・ボリューム(OBV)は価格上昇に見合った伸びを示しておらず、短期的な調整余地も残る。523ドルの支持線を下回れば、480ドルまで下落する可能性がある一方、658ドルを明確に上抜ければ、上昇が一段と加速する可能性がある。
Cantonも上昇基調を維持している。1月11日から上げ足を速め、一時200%を超える上昇を記録した。足元では0.177ドルの抵抗線突破が次の焦点となっている。
この水準を上抜ければ、0.197ドル、さらに0.243ドルまで上値余地が広がる可能性がある。ただ、0.124ドルの支持線を割り込んだ場合は、上昇トレンドが弱まる恐れがある。
Rainは1月初旬から上昇基調を保っているが、足元では0.0089ドルの抵抗線で上値を抑えられている。ただ、テクニカル面ではなお強気の地合いを保っており、0.010ドルを突破すれば、新たな上昇局面に入る可能性が高い。
一方で、Rainも出来高指標の弱さが意識されており、追加調整への警戒は残る。
3銘柄に共通するのは、いずれも相場の方向感を左右する重要な価格帯に差し掛かっている点だ。買いが続けば主要な抵抗線の突破が視野に入るが、上抜けに失敗すれば失望売りを招き、短期的な値幅調整につながる可能性もある。
そのため、単純な追随買いよりも、明確なブレイクアウトや支持線の確認を見極めてから参入する戦略が有効とみられる。市場の関心は、これら3銘柄が短期的な急騰にとどまらず、2026年のアルトコイン相場で主導的な地位を確立できるかに集まっている。
今後は、主要な抵抗線を突破できるかどうかが、アルトコイン市場全体のセンチメントを占ううえで重要なポイントとなりそうだ。