BySellStandardのシン・ボムジュン代表(左)とHongRui Groupのディアナ・チュー代表。アジアのデジタル資産バリューチェーン構築に向けた業務協約を締結した。写真=BySellStandard

トークン証券(STO)プラットフォーム「PIECE」を運営するBySellStandardは1月12日、香港の資産運用会社HongRui Group、グローバル決済フィンテック企業KUNと戦略的業務提携(MOU)を締結したと発表した。実物資産の確保からトークン化、決済インフラを伴う越境流通までをつなぐ、デジタル資産のバリューチェーン構築を進める。

協約は、中国国賓の訪韓に伴う経済使節団の日程に合わせて北京で締結した。韓国の実物資産トークン化技術、香港およびアジアの実物資産、グローバル決済インフラを結び付け、資産調達から流通までを一体で担う枠組みを構築するのが柱だ。

BySellStandardは今回の提携により、グローバル決済インフラと香港域内のネットワークを確保したとしている。2025年4月に設立したシンガポール法人「BSFX」とあわせ、アジアのデジタル資産市場への進出基盤を整えたと位置付ける。

3社は、実物資産の確保、トークン化、越境流通を一体化したデジタル資産バリューチェーンを構築する。HongRui Groupは香港・アジア地域の新エネルギーや文化観光分野の実物資産を供給し、BySellStandardはデジタル資産商品の設計を担う。KUNはグローバル決済インフラを通じて越境流通を支援する。

BySellStandardは、金融当局から事業再編の承認を受けたマルチアセット戦略企業として、希少性の高い実物資産や美術品、船舶、知的財産権(IP)などを対象とするトークン証券の発行を支援している。

3社は2026年上期中にパイロットプロジェクトを開始し、下期には香港とシンガポールでグローバル機関投資家向けの共同ロードショーを開く予定だ。

BySellStandardのシン・ボムジュン代表は「今回の提携により、香港が持つ豊富な実物資産と、実績のあるグローバル決済インフラを確保できた。韓国のトークン証券技術を基盤に、資産供給からトークン化、グローバル流通までをつなぐエコシステムを構築し、アジアのデジタル資産市場で新たな標準を示したい」とコメントした。

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