Wemade Maxは1月12日、傘下5スタジオを軸とする開発体制への再編を柱に、中長期の成長戦略を発表した。各スタジオの独立運営と専門特化を進めることで、グローバル市場での事業拡大と、特定ジャンルへの依存を抑えた成長基盤の構築を目指す。
同社は2026年を、グローバルポートフォリオの強化を本格化する転換点と位置付ける。再編の対象は、Mad Engine、Wemade Connect、Wemade Next、One Way Ticket Studio、Lightconの5スタジオ。各社はジャンルや市場に応じた独立運営体制を維持しつつ、グループ全体でグローバル戦略を共有する。
中核子会社のMad Engineは、PC・コンソールを含むグローバル開発体制への転換を進める。「Night Crows」の中国サービス開始を準備しているほか、下期には「Night Crows 2(仮称)」を業績回復の柱に据える。2027年の発売を目標とする「Project Tal」や、サブカル系新作「MO TF」などを通じ、ポートフォリオの多角化も進める。
Wemade Connectは、サブカル系タイトルとグローバル市場の開拓に注力する。2026年は新作「Noah」などを投入するほか、HTML5・MMORPG「Freef Universe」で新興市場への展開を狙う。Wemade Nextは、「Mir」IPの単なる延長線上ではなく、進化型IPの構築に重点を置く。
One Way Ticket Studioは、Steam中心のインディー市場を主戦場とする。エクストラクションシューター「Midnight Walkers」は1月29日にSteamでアーリーアクセスを開始し、第3四半期に正式リリースする予定だ。Lightconは「Wind Runner」IPを活用した新作などを通じ、カジュアル市場での事業効率の向上を図る。
海外パートナーシップの拡大にも乗り出す。単なる海外展開にとどまらず、共同開発や持分投資、プロジェクトファイナンスなど多様な協業モデルを構築し、開発リスクの分散と地域別の市場ノウハウの取り込みを進める方針だ。
ソン・ミョンソク共同代表は「2026年は生き残りに向けた変革が不可欠な年であり、グローバル、ジャンル、プラットフォームに分散した成長構造を完成させる転換点になる」と述べた。その上で「各スタジオの専門性を基盤に、持続可能なグローバルゲーム開発会社へ飛躍する」と語った。