写真=BHSN

BHSNは1月12日、法律事務所Yulchonと共同開発した法務AIサービス「AI:Yul」の提供を開始したと発表した。閉鎖型RAG(検索拡張生成)を採用し、外部へのデータ送信を防ぎつつ、利用者の権限に応じた回答や分析結果を提示する。

今回のプロジェクトは、BHSNのマルチLLMプラットフォーム「Allibee Astro」の技術を、Yulchonの高度な法務実務環境に合わせて最適化した導入事例となる。両社は2025年12月末にサービスを公開して以降、システムの安定化を進めており、AIの実務活用を本格化している。

BHSNによると、AI:Yulは大手法律事務所で求められるセキュリティ水準とアクセス制御に対応するため、閉鎖型RAGアーキテクチャを採用した。外部にデータを送信しない独立環境で、AIが内部の知識資産を検索・分析し、回答を生成する仕組みだ。問い合わせや対話の内容はAIの学習に利用しないため、顧客情報の保護と信頼性の確保につながるとしている。既存の権限管理とも連携し、利用者ごとにアクセス可能な範囲に応じて最適化した回答を提供する。

BHSNのキム・ジョングン代表は「Yulchonとの協業は、BHSNのマルチLLMプラットフォーム『Allibee Astro』が、大手法律事務所のセキュリティ基準と専門家の業務特性の双方に対応できることを示す重要なマイルストーンだ」とコメントした。その上で、今後はワークフロー基盤の生成機能などを搭載したAllibeeの新バージョンを通じ、法務AIの実務活用領域を広げ、法務専門家に高度な業務環境を提供していく考えを示した。

Yulchonのカン・ソクフン代表弁護士は「法律市場を取り巻く環境が急速に変化する中、弁護士が中核業務に専念できる仕組みの構築が重要になっている」と述べた。その上で、Yulchonの専門性と顧客情報保護を最優先する価値観がBHSNの技術力と結び付くことで、法務業務の現場に意味のある変化をもたらすことに期待を示した。

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