Coincheck Groupは、カナダのデジタル資産運用会社3iQの株式97%を1億1200万ドル(約168億円)で取得する。残る株式についても同条件で取得を提案し、完全子会社化を目指す。
The Blockが報じたところによると、買収対価は新株発行で賄う。少数株主に対しても同条件を提示し、100%取得に向けた手続きを進める方針だ。
Coincheck Groupはオランダに本社を置き、ナスダックに上場する企業だ。日本最大の暗号資産取引所「Coincheck」を運営している。CEOのゲリー・シーマンソン氏は、「3iQの機関投資家向けの商品群とインフラを取り込み、伝統的な金融機関を含む世界の投資家にデジタル資産ポートフォリオを提供する」と説明。今回の買収は「Coincheck Groupの収益性向上につながる」と強調した。
3iQは2017年、規制当局の承認を得たカナダ初のデジタル資産運用会社として登録された。2020年にはトロント証券取引所にビットコインとイーサリアムのファンドを上場させた。昨年はソラナのステーキング商品やリップル連動ETFを投入し、商品ラインアップを広げた。
今回の買収は、Coincheck Groupにとって3件目の戦略的M&Aとなる。同社は昨年10月、フランスを拠点とするプライムブローカレッジ企業Aplo SASと、ステーキングプラットフォームのNext Finance Techを買収している。今後は3iQ、Aplo SAS、Next Finance Techの間で収益面でのシナジー創出を図り、北米市場におけるデジタル資産運用ネットワークを強化する計画だ。