ステーブルコインを使ったカード決済が、2026年の暗号資産業界で注目テーマとして浮上している。Dragonflyは世界の決済インフラを再編する可能性があると指摘し、Bloomberg Intelligenceは2030年の市場規模が56.6兆ドルに達するとの見通しを示した。
Cointelegraphが10日に報じたところによると、ブロックチェーン分野のベンチャーキャピタルDragonflyのハシブ・クレシ氏は、ステーブルコイン対応カードが世界の決済の流れを組み替えるとの見方を示した。
Bloomberg Intelligenceは、ステーブルコイン決済市場が2030年まで年平均81%で成長し、56.6兆ドル規模に達すると予測している。
関連企業の動きも活発だ。フィンテックスタートアップのRainは最近、2億5000万ドル(約375億円)を調達した。年間決済額も40倍に増えたとしている。
Rainは、Tether(USDT)やUSDCを含む主要ステーブルコインに対応しており、Ethereum、Solana、Tron、Stellarなど複数のブロックチェーン上で利用できる。
一方で、普及に懐疑的な見方もある。ベンチャーキャピタルBetter Tomorrow Venturesのシル・モフノット氏は、ステーブルコイン決済が既存のカードシステムに取って代わるには、十分なインセンティブがないと指摘した。
これに対し、Pantera Capitalのメイソン・ニストロム氏は、ステーブルコイン決済には即時清算や決済保護機能といった利点があり、加盟店にとって魅力的な選択肢になり得ると反論した。