ドナルド・トランプ米大統領は、経営破綻した暗号資産取引所FTXの共同創業者、サム・バンクマン=フリード氏を恩赦する考えはないと明らかにした。
ニューヨーク・タイムズの最近のインタビューでトランプ氏は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領、ボブ・メネンデス元上院議員、音楽プロデューサーのショーン「ディディ」コムズ氏らと並べて、バンクマン=フリード氏を恩赦の対象にしない考えを示した。
バンクマン=フリード氏は2023年、数十億ドル規模の顧客資産の流用を巡って有罪評決を受け、現在は懲役25年の判決で服役している。控訴を続ける一方、Xでの発信を通じて間接的に恩赦を働きかけてきた。昨年12月には、トランプ氏によるホンジュラス前大統領への恩赦を称賛していた。
一方、同氏は2020年米大統領選でバイデン候補を支援し、トランプ氏の落選に向けて520万ドルを寄付した経緯がある。こうした経緯が今回の判断に影響した可能性を指摘する見方もある。
トランプ氏はインタビューで「私は暗号資産を支持しており、それで多くの票を得た。暗号資産がますます気に入っている」と語った。ただ、バンクマン=フリード氏とは一線を画し、暗号資産業界への支持と個別事件への対応は切り分ける姿勢を示した。
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