写真=LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスは1月9日、2025年10〜12月期(第4四半期)の連結業績で、売上高が23兆8538億ウォン、営業損益が1094億ウォンの赤字になったと発表した。ディスプレー関連需要の低迷に加え、販促費の増加や、下期に実施した希望退職に伴う一時費用の計上が収益を圧迫した。

2025年通期の暫定集計では、売上高は89兆2025億ウォン、営業利益は2兆4780億ウォンだった。売上高は前年比1.7%増と2年連続で伸びた一方、営業利益は27.5%減となった。

同社によると、過去5年間の連結売上高の年平均成長率は約9%。世界的な需要減速が長引く中でも、増収基調を維持したとしている。

一方、利益面ではディスプレー関連需要の回復の遅れが重荷となった。競争激化に伴う販促費の増加も利益を押し下げた。希望退職に伴う費用は短期的には負担となるが、中長期的には固定費の軽減につながるとみている。

事業ポートフォリオの面では、車載や空調などのB2B、webOSや保守サービスなどのNon-HW、家電サブスクリプションやオンライン販売などのD2Cが、全社業績に占める比率で5割近くに達した。同社は、こうした成長・高収益領域を軸に、収益性重視の事業構造への転換を進める方針だ。

生活家電事業は、通期で過去最高の売上高となる見込みだ。プレミアム市場で競争力を維持しつつ、ボリュームゾーンでも安定した販売を確保した。製品とサービスを組み合わせたサブスクリプション事業の拡大も業績を下支えした。

2026年は、ビルトイン家電やモーター、コンプレッサーなどの部品ソリューションを含むB2B領域に重点投資し、成長加速を狙う。

ディスプレー関連事業は、通期で営業赤字に転落する見通しだ。需要低迷と競争激化に伴い、販促費の負担が膨らんだためだ。一方、世界で2億6000万台の機器を基盤とするwebOSプラットフォーム事業は、2桁成長を維持している。

車載事業は、売上高、営業利益ともに過去最高となる見込みだ。車載インフォテインメント分野で高級車向け需要が続き、高付加価値製品の販売拡大に加えて運営効率化も進み、収益性の改善が見込まれる。2026年はSDV(ソフトウェア定義車両)に加え、AIDV(人工知能ベースの車両)分野でも主導権確立に向けた取り組みを加速する。

空調事業は、家庭向け中心から商業・産業向けへと事業領域を広げている。保守事業の拡大やグローバル生産ネットワークの増強を進めており、B2B事業の柱の一つとして成長している。空冷から液冷までをカバーする総合冷却技術を強みに、AIデータセンター向け冷却ソリューションでも将来の事業機会獲得に向けた取り組みを続ける。

同社は今月末に予定する決算説明会で、純利益や事業本部別業績を含む確定値を公表する予定だ。

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