写真=SK squareのキム・ジョンギュ社長

SK squareのキム・ジョンギュ社長は1月9日の年頭あいさつで、AIが不確実性の高い時代に競争力の差を分ける重要な要素になるとの認識を示した。そのうえで、AI競争で淘汰される企業は生き残り自体が脅かされると強調し、投資プロセスへのAIエージェント導入に加え、AI・半導体分野への新規投資やポートフォリオ再編を今年の重点課題に掲げた。

キム社長はAIを「成長の原動力」と位置付け、SK squareとポートフォリオ各社が連携してAI転換を進める方針を示した。SK squareは投資プロセス全体にAIエージェントを導入して生産性を高め、ポートフォリオ各社もAIサービスを通じて競争力の強化を図る。

新規投資については、AIと半導体の両分野を重点領域に挙げた。キム社長は、AIの進化を阻むボトルネックの解消につながる領域や、半導体バリューチェーンで有意義な投資機会を探る考えを示した。

また、重点課題の一つとしてポートフォリオ再編も挙げた。SK squareは、機動的な再編と事業基盤の競争力強化を並行して進めることで、企業価値の向上につなげるとしている。

キム社長は社員に対し、既存の枠にとらわれない挑戦や、個々の力量と経験の拡大、ワンチーム文化の定着も呼びかけた。さらに、今年はAIを軸に「働き方」「事業モデル」「ポートフォリオ」の変化がかつてないスピードで進むとし、変化への機敏な対応を求めた。

SK squareは2026年もポートフォリオ再編を継続し、AI・半導体分野の新規投資を進める方針だ。あわせて、海外のAI・半導体投資法人であるTGC squareを通じ、市場インテリジェンスの確保にも注力する。

グローバル投資の実行力を高めるため、組織改編も実施した。従来のCIO・ポートフォリオマネジメント組織は「戦略投資センター」に改組した。グローバルネットワークに強みを持つチェ・ジェウォン上席副会長も、新規投資とポートフォリオの価値向上を後押しする。

同社はこれらの取り組みを通じて企業価値の向上を目指す。2025年11月には新たな企業価値向上計画を公表しており、純資産価値(NAV)のディスカウント率を2028年までに30%へ引き下げる目標を掲げている。

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